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サリチル酸インドメタシン

常に肩凝っています。

そういう結果になったか。

 このブログでもついつい話題にしてしまっていたオリンピックエンブレムがとうとう撤回になったそうです。昨日の記者会見を延々見てましたけども、やっぱり結局誰も責任は取らないそうです。お金は税金を使ってないとか言ってました。協賛企業は賠償責任を追求しないということなんでしょうか。

 

 それにしても、ネットの追求は際限がありません。私などは昔の美術系の大学で、美学の時間に現代美術はむしろ絵を描く力量を要しない、などと習ったものでした。そのときの教材はウォーホールとかリキテンスタインで、例のキャンベル缶とかマリリンモンローの写真、それとかアメリカン・コミックスのいわゆる「コピペ」美術のことでした。あの例の写真はそもそも彼らのオリジナルでは全然ありませんからね。

 

 しかし、その時考えてみたら著作権のことなんか、ひとっこともありませんでしたわ(笑)

 

 しかしまあ、それらはすべて60年台の話ですからね。インターネットの時代にはもう、素材探しからコピペまでめっちゃめちゃ簡単にできてしまうし、フォトショップはどんどん機能を充実させてますので。

 イチから写真にとって拡大して…とかいう、そんな手間は一切かからないですし。こんな安易な時代にオリジナルって一体なんなんでしょう。人類は文化の伝承だから、昔から延々と続いてきた上に今の文化があるものなので、完全オリジナルなんてものはないのでは?

 

 先だって、堀文子展を見に行って来たんですけど、笑ってしまうほど流行に敏感なんです。彼女、今やものすごいおばあちゃんなんですけど、時系列に並べられた作品が、まるで20世紀の美術の歴史みたいなんです。ピカソ風、ルドン風、マチス風、ルソー風、ローランサン風…あなた一体何者?

 まあ、器用っていうか、そもそもそれだからこそ生き残れたんでしょうが。

 

 年取って最近の彼女の作品はようやっとオリジナルな感じがしましたけど、そういうのが重宝されるのがデザインの現場なのかな?ってかんじです。一巡りして、もうひとつの段階に入るのかしら。

 今度のエンブレムはカッコイイのにしてほしいものです。