サリチル酸インドメタシン

常に肩凝っています。

芥川賞発表の文藝春秋を読んでみた。

 芥川賞の発表の前に本屋で見かけたことは見かけていたんですが、中をパラパラと見て、やはり元に戻してしまっていました。あんまり面白そうな感じじゃなかったんで。

 でも、やっぱり何となく気になったので、文藝春秋の発表号を買うことにしました。今回はW受賞だし、もしかしてもうひとつのは面白いのかもしれないし。

 

 近頃は便利なので、アマゾンのkindleで雑誌もすぐに読めます。早速件の又吉さんの小説を読みました。…なんていうか、文章が下手くそです。あれかな、別に芥川賞は新人賞なのだから文章が多少下手くそでも大丈夫なんですかね。

 ところどころちゃんと推敲したんかな?と、ちょっとイラっとくるところがあります。書き方もなんだか回りくどいし…。ううむ。お話自体は悪く無いと思うし、もし映画になったらそこそこ面白くなりそうな気もするんですが…。

 

 うーん。あれです。ストーリーを思い切って組み立てなおして盛り上げるところを盛り上げたらかなり良くなるような気もします。っていうか、つまり、何だか構成に難があって、結局不発のままラストまで来た感じなんです。

 でも、多分私を含めてなんですけど、世の中の人たち全員が、もし又吉さんが芥川賞を逃したら絶対ガッカリしたと思うんですよね。これはもうどう考えても、世の中の空気で多分受賞したんでしょう。

 

 まあ、そういうわけでもう一つの受賞作も読みました「スクラップアンドビルド」若い無職の青年がじいさんを介護する話。こっちは普通に文章が上手い(笑)

 せんだって、作者がテレビで出てるのを見かけましたけど、いかにもあのひとが書きそうな…。じいさんがいつも「死にたい」と言うので、過剰に介護することによる、いわゆる「廃用症候群」を引き出して死なせてやろうとする話なんですけど…。まあ、これもなんだか薄い話です。

 

 芥川賞…こんな薄いもんだったのか…。しかし、私も別に芥川賞については、昔の「限りなく透明に近いブルー」と「インストール」と「苦役列車」しか読んでないですしね。あんまり芥川賞を買いかぶってもいかんのかもしれません。

 

 それにしても、「花火」は本人の意志的にはおそらくちょっと重いめの話にしたかったような気がするんですけどどうでしょう?それに文学とはいえ、もうちょっと笑かしてもらっても良かった。あと、ラストのオチがとても気持ち悪かった。

これが100万部ってのは本当にすごいわー、あと一ヶ月もしたらブックオフに大量に入荷すると思います。